ブックタイトル住信SBIネット銀行株式会社 ディスクロージャー誌2016

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概要

住信SBIネット銀行株式会社 ディスクロージャー誌2016

 当社は、2007年9月の営業開始以来、「どこよりも使いやすく、魅力ある商品・サービスを24時間・365日提供するインターネットフルバンキング」の実現に向け、力を注いでまいりました。2016年3月で開業から8年半を数えますが、この間、多くのお客さまからご支持をいただいた結果、預金総額は3兆4,464億円へと順調に事業を拡大してまいりました。 当社の主力商品である住宅ローンにおいては、三井住友信託銀行の銀行代理業者として販売する「ネット専用住宅ローン」、銀行代理業を委託するSBIマネープラザ株式会社およびアルヒ株式会社の主要店舗を通じて販売する当社住宅ローン「ミスター住宅ローンREAL」に加え、2015年9月からは住宅金融支援機構と民間金融機関が提携して提供する「フラット35」の取扱いを開始しました。こうした商品ラインナップの充実により、2016年6月には住宅ローン取扱額が2兆9,000億円を突破しました。 このほか、SBIカード株式会社の完全子会社化によるクレジットカード事業への本格参入や、2016年1月にはVisaデビット付キャッシュカードの取扱いを開始するなど、お客さまの様々なニーズにお応えすべく、サービスの向上に努めております。 金融とITを融合したFinTech事業領域においては、新サービスの開発推進を図るため、2015年8月に「FinTech事業企画部」を新設。第1弾として株式会社マネーフォワードとの業務提携契約を締結し、11月には自動家計簿・資産管理サービスアプリ「マネーフォワードfor 住信SBIネット銀行」をリリースしたほか、ブロックチェーン技術の利活用に向けた実証実験や、API接続サービスを開始するなど、FinTech分野におけるイノベーションに向け積極的に取り組んでおります。 また、近年インターネット上での金融犯罪が増加傾向にあることを踏まえ、ご利用のスマートフォンに対応したアプリをダウンロードしていただくことでインターネットバンキングサービスをより安全にご利用いただくことが可能となる認証サービス「スマート認証」のご利用促進にかかる取組みや、振込に関するメールサービスなど各種セキュリティ機能の拡充、また不正な預金口座の利用防止に向けた本人確認手続きの強化等、お客さまに安心してお取引いただける環境の整備に注力しております。 こうしたなか、「2015年度JCSI(日本版顧客満足度指数)調査」の「銀行業種」において7年連続第1位の評価をいただいたほか、「2016年 オリコン日本顧客満足度ランキング」の「ネット銀行」において、3年連続(6度目)で第1位の評価をいただきました。 今後も引続き、お客さまにとっての「レギュラーバンク」を目指して、インターネットの利便性を最大限活用し魅力ある金融サービスの開発・改善を進めてまいります。 当事業年度末日現在における口座数は258万件、預金総額は3兆4,468億円、個人向けローン残高が2兆576億円を突破する等、多くのお客さまにご愛顧いただいております。 当事業年度の損益の状況につきましては、経常利益が122億円、当期純利益は83億円となりました。住宅ローンやカードローンを中心とした個人向けローンは、引続き堅調に推移し、収益に大きく寄与しました。一方、市場性取引においては、「マイナス金利政策」導入を受け、今後の金利環境の変化に備えたポジション調整を実施しました。なお、1株当たり当期純利益は5,555円12銭となりました。 資産負債の状況につきまして、総資産は3兆9,681億円となりました。このうち貸出金につきましては、住宅ローン等への積極的な取組みにより2兆777億円、有価証券は9,144億円、買入金銭債権は2,258億円となっております。 一方、負債は、3兆8,934億円となりました。このうち預金につきましては、普通預金や円定期預金等を中心に3兆4,468億円となっております。純資産は、当期純利益83億円を計上したことや、その他有価証券評価差額金および繰延ヘッジ損益の変動を要因として、746億円となりました。連結 当連結会計年度の業績は、下記のとおりになりました。 損益の状況につきましては、経常利益が116億円、当期純利益は84億円となりました。住宅ローンやカードローンを中心とした個人向けローンは、引続き好調に推移し、収益に大きく寄与しました。一方、市場性取引におけるポジション調整や子会社の業績不振により、経常減益となっております。なお、1株当たり当期純利益は5,579円66銭となりました。 資産負債の状況につきまして、総資産は前連結会計年度比2,204億円減少し3兆9,685億円となりました。このうち貸出金につきましては、住宅ローン等への積極的な取組みにより同2,576億円増加し2兆755億円、有価証券は同4,775億円減少し9,119億円、買入金銭債権は同265億円増加し2,258億円となっております。 一方、負債は、3兆8,938億円となりました。このうち預金につきましては、普通預金や円定期預金等を中心に3兆4,464億円となっております。純資産は、当期純利益を84億円計上したことや、その他有価証券評価差額金および繰延ヘッジ損益の変動を要因として、747億円となりました。事業の経過等事業の成果事業の概況2 ディスクロージャー誌 2016