はじめての住宅ローン返済期間

収入を得られる年齢までの完済を意識し、無理のない返済期間を設定しましょう。

返済期間は最長50年、完済時のご年齢は80歳未満です。
会社員のかたであれば、定年までに完済することを前提とした無理のない返済期間を設定するのが一般的です。


返済期間を決定するポイント

毎月返済できる金額から返済期間を考える

年収に占める住宅ローンの年間返済額の割合は、20~25%程度が目安とされます。
毎月の返済額の目安が分かれば、返済期間を変えて何通りかシミュレーションしましょう。
会社員のかたは定年退職まで、自営業のかたは収入を得られる年齢までの完済を意識しておきましょう。


返済期間ごとの毎月の返済額と総返済額を確認する

返済期間は、長期・短期それぞれの特徴やメリット・デメリットを考慮し、ご自身のライフプランにあった返済計画を立てましょう。
毎月いくらずつ返済するか?何年ローンにするか?ご希望に合わせてどれくらい借入れできるか試算してみましょう。

シミュレーションはこちら

返済期間ごとの毎月の返済額と総返済額

借入金額
3,000万円
金利
年1.5%(固定)
返済方法
元利均等返済、ボーナス返済なし
返済期間 毎月の返済額 総返済額
20年 144,763円 34,757,949円
30年 103,536円 37,278,562円
35年 91,855円 38,593,801円
45年 76,432円 41,273,280円

返済期間を短くした場合、長くした場合のメリット、デメリット

事前にシミュレーションをして確認することが大切です。

返済期間を短くした場合:無理のない返済額となるよう検討しましょう。
返済期間を長くした場合:将来繰上げ返済で期間短縮が可能かなど検討しましょう。

返済期間 メリット デメリット
短くした場合
  • 総返済額を減らすことが可能
  • 一定の年収が見込める時期(退職前)に完済できる可能性がある
  • 年数を短くするほど毎月の返済金額が高くなる
  • 返済期間を借入後に延長することは原則できない
長くした場合
  • 毎月の返済金額を抑えられる
  • 収入に対してローン返済が占める割合が小さくなる
  • 支払う利息額が増える

返済期間中のライフプラン等の変化を考慮する

返済期間は年収や年齢とあわせて、お借入れ後のライフプラン等の変化に応じた家計の収支状況を考慮して決めることが大事です。

将来の支出の増加

教育費の増加など

住宅購入後の維持費

固定資産税・修繕費など

変動金利の場合は、
金利上昇など


繰上返済で毎月の返済額の軽減や返済期間の短縮も可能

家計に余裕が出た場合は、繰上返済をすることで住宅ローンの返済期間を短くしたり、毎月やボーナス月の返済額を少なくすることができます。
住宅ローンの返済期間は、ライフプランや年齢を考慮して設定し、無理のない返済をしながら、繰上返済の活用で返済額の軽減や返済期間の短縮をしていくのが賢い利用方法といえます。

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