プレスリリース
2023年12月8日
住信SBIネット銀行株式会社
【ネット銀行初】住信SBIネット銀行、オンライン認証技術の標準化を目的とした国際団体「FIDOアライアンス」に加盟し、セキュリティへの取組を強化
住信SBIネット銀行株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長(CEO):円山 法昭、以下「住信SBIネット銀行」)は、お客さまにセキュアで利便性の高いサービスの提供をすべく、最先端テクノロジーの研究・実装に積極的に取組んでおります。このたび、さらなる高度なセキュリティの実現に向け、国内ネット銀行において初めてスポンサーメンバーとして※、オンライン認証技術の国際標準規格「FIDO」の開発・普及を目指す「FIDO アライアンス」(ファイドアライアンス)に加盟したことをお知らせいたします。
- ※ 2023年12月1日「FIDO アライアンス」加盟時点
「FIDOアライアンス」および「FIDO」(ファイド)概要
「FIDOアライアンス」とは、オンラインサービス利用時におけるセキュリティと利便性の両立を目的とし、パスワード認証に代わる新たなオンライン認証のための技術仕様の開発・標準化・普及を推進する国際的な非営利団体です。
「FIDO」とは、Fast IDentity Onlineの略で、「FIDOアライアンス」が開発・標準化を推進するオンライン認証の国際標準規格です。従来のパスワードでの管理など、サーバやネットワークで本人確認情報を管理する認証方法とは異なり、サービスを利用する端末側で本人確認情報を管理する新しい認証の仕組みです。例えば生体認証を利用する場合、生体情報は利用者が登録した端末にのみ保管されるため、インターネット上の不正取得等による情報漏洩リスクが低く、安心安全なお取引が可能となります。
「FIDOアライアンス」加盟の背景
住信SBIネット銀行は、「FIDO」に準拠した生体認証機能をスマートフォンアプリに導入することで、安全かつ便利な取引をサポートしています。また24時間365日の振込モニタリングや、AIを活用した不正検知の仕組みなどによって、強固なセキュリティ体制を実現しています。
このたび、「FIDOアライアンス」のメンバーとして、当社サービスのセキュリティ基盤となる「FIDO」技術の開発・標準化・普及活動に携わり最新動向にアクセスすることで、当社システム機能のさらなる改善をスピーディに行い、お客さまサービスの安全性を向上していまります。また、本活動を通じ、アライアンス加盟メンバーと連携することにより、業界全体のセキュリティ強化に貢献してまいります。
「スマート認証NEO」とは
「スマート認証NEO」とは、アプリ「住信SBIネット銀行」/アプリ「法人口座 住信SBIネット銀行」とスマートフォンに登録された本人確認情報を紐づける「FIDO」に準拠した認証機能です。パスワード等による認証に比べ、より安全かつスムーズにお取引いただけます。生体認証の代替としてPINコードもご利用可能です。
「FIDOアライアンス」からのメッセージ
FIDOアライアンスのエグゼクティブディレクターであるアンドリュー・シキアは、「世界中の企業が、顧客体験を保護し、向上させる最善の方法の1つは、パスワードへの依存を排除し、FIDOアライアンスの技術標準に基づくパスキーを採用することであると認識するようになりました。住信SBIネット銀行がFIDO認証の導入を選択しただけでなく、FIDOアライアンスにメンバーとして参加したことを大変嬉しく思います。これにより、FIDOの世界中のメンバーとベストプラクティスを共有し、アライアンスの技術や採用についての成果に関する議論に参加することが可能になります」と述べています。
住信SBIネット銀行は、お客さま中心主義のもと最先端のテクノロジーを活用することで、金融サービスを変革し、社会をより快適で便利なものに変えていくことを目指してまいります。
以上