キャリア採用
インタビュー
デザイナー
N.Y 2020年 中途入社
使いやすいUIと心地よいUXを生み出していく
現在担当している仕事内容・役割
アプリ・WEB・NEOBANKでより良いUI設計を模索する
UXデザイン部は銀行サイトや、アプリ、NEOBANKサービスを通したUX(顧客体験)をより良いものにすることがミッションです。私は、主にUI設計をメインに担当しており、直近ではアプリの口座開設フロー、画面設計を担当しました。
当社のサービスは、住信SBIネット銀行単独の支店だけではなく、ヤマダNEOBANKや、T NEOBANKなど、NEOBANK提携先でも共通で使用するサービスとして構成されています。そのため、さまざまな場合分けや、パターンに対応できる共通フローをどうやって組むか、ということが肝となってきます。
フローを作るうえでいつも念頭に考えるのは「いかにお客さまが迷わず目的を達成できるか?」ということです。いくら共通フローを作っても、お客さまにとって使いにくいものになっていたら意味がありません。迷ったときは必ず一人だけで考えるのではなく、チームや部内で「この案内にしたほうが良い」「こういったフローのほうが良いのでは」と意見交換をしながら、より良いものを作ることを模索しています。
どんなに完璧なものを作ってリリースしたとしても、時代や環境の変化でその時々に応じたUXは異なってきます。常に時流に合わせて再構築を繰り返すことが、私たちに必要なことであり、UXをよくするカギと考えています。
入社理由
もっとユーザーに近い立ち位置でUXに関わりたいと思った
前職はWEB・アプリ制作会社でUIデザイナーをしていました。位置づけとしてはBtoBtoCにあたります。クライアントがお客さまに提供するアプリやWEBサイトを作っていました。クライアントワークはさまざまな業界の案件に関わることができるため、それはそれで面白かったのですが、もっとユーザーに近い立ち位置で初期段階からサービス設計やUXに関わりたい、と思ったのが転職のきっかけです。
転職前は、金融業界には正直なところ興味を持っておらず、転職先の候補として考えていませんでした。ちょうどJAL NEOBANKが立ち上がった頃、新たにBaaS事業、NEOBANKサービスを立ち上げていることを知ったことが住信SBIネット銀行に興味を持ったきっかけです。
BaaS事業は特に日本ではそのときは先駆けで、「銀行がこんなことをやっているのか」と驚きました。住信SBIネット銀行アプリ、銀行サイトでBtoC、NEOBANKサービスを通じてBtoBtoC...これはどちらもできて面白い、と考えました。
NEOBANKサービスは共通SDKを使用した銀行サービスのパッケージを提携先に提供しているため、あくまで住信SBIネット銀行のサービスとなります。そのため、NEOBANK案件でも以前のクライアントワークよりもBtoC寄りの側面が強く、ユーザーに向けたサービスを直接作れることにやりがいを感じています。
印象に残っているプロジェクト
UXリサーチでユーザー視点を再認識したアプリホームリニューアル
印象に残っているのは、2021年のアプリホームリニューアルです。
パートナー会社と一緒にUXリサーチを行い、今後のアプリアップデートの方針や、提供するサービスについて考えていきました。
ユーザーの声をインタビューで聞くことで、今までになかった視点や、発見を得ることができます。どうしても銀行内部だけですと、あまりネットやアプリを使い慣れていないお客さまの実体験やニーズをつかみにくくなってしまいます。UXリサーチをすることで、現状の住信SBIネット銀行に足りていない部分や他社と比較してどうか、という点をパートナー会社と一緒にチームで検証することができました。
アプリホーム画面についてはユーザーに大きく影響がある部分なので、新デザインで迷いなく使えるか、というところも検証しています。リニューアル前のアプリは青い背景で今とは異なるカラーのアプリだったのですが、文字の視認性や各アイコンの見やすさを解消するため、白ベースの背景にカラーを変更しています。従来のイメージとは変更しているため内心心配な面もあったのですが、リリースした後は「見やすくなった」というお客さまの声がSNSなどで見られてとても安心したのを覚えています。
このアプリのアップデートは計画のほんの一部なので、ほかのアップデートも早く提供できるように尽力しています。
これからチャレンジしたいこと
NEOBANKのデザインシステムを作成して社外に発信したい
直近では先ほど触れたNEOBANKアプリも含めたネット銀行アプリのアップデート計画の遂行ですね。あとは、新サービスの構想があるので、それを現実に形にしていくことが当面の目標です。
今後の目標としてはUIデザインマネージャーとして、NEOBANKのデザインシステムを作成し、社外に発信していきたいと思っています。
また、UXデザイン部ではない、さまざまな事業部の部門が画面設計に携わることができる環境を整備し、UIについて考えるプレイヤーを増やしていきたいと考えています。事業会社に入って実感するのは一つの部署だけではより良いUXの実現はできないということです。UXデザイン部主導で作成するものばかりではないからです。さまざまな部署と協力し、チームで当社のサービスをよりよいものにしていきたいと考えています。
住信SBIネット銀行をこう変えていく
「UXが1番良いのは住信SBIネット銀行だ」と誰もが口をそろえて言ってもらえる銀行にすることが私の野望です。UXという言葉を知らないお客さまが大多数ですが、本質的な面でお客さまにそう思っていただけるような銀行にしていくことが目標です。
お客さまが当社のサービスを通して、心地よい体験ができるように、ひとつずつ改善を積み重ね、新たな体験価値を作っていく。それがUXデザイン部のミッションであり、会社の未来につながるものと思っています。