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銀行からのお知らせ
はじめての住宅ローン繰上返済
繰上返済により早期完済、総返済額の軽減が可能です。仕組みや効果を理解し、繰上返済を上手に利用しましょう。
繰上返済にはローン残高のすべてを返済する「全額繰上返済」と、残高の一部を返済する「一部繰上返済」があります。返済期間の短縮や毎月の返済額の軽減などのメリットがありますので、仕組みや効果をよく理解した上で、繰上返済を上手に利用しましょう。
一部繰上返済(期間短縮型・返済軽減型)とは?
期間短縮型
毎月の返済額はこれまでと同じで、返済期間を短縮する方法です。
時期が早いほど、支払う利息の軽減効果が大きくなり、早めの住宅ローン完済をご希望される場合などに向いています。
返済額軽減型
返済期間はこれまでと同じで、毎月の返済額を減らす方法です。
毎月の住宅ローンの家計負担を軽減したい場合などに向いています。
例 一部繰上返済をした場合の効果
以下条件で借入れし、返済開始10年後に100万円一部繰上返済をした場合の効果
- 借入額
- 3,000万円(元利均等返済・毎月返済のみ)
- 借入期間
- 35年
- 金利
- 年3.0%
毎月の返済額 | 残りの借入期間 | 総返済額 | |
---|---|---|---|
当初の返済計画 |
毎月の返済額
115,455円
|
残りの借入期間
25年
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総返済額
48,490,768円
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期間短縮型の場合 |
毎月の返済額
変わらず
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残りの借入期間
23年7ヵ月
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総返済額
47,420,210円
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返済額軽減型の場合 |
毎月の返済額
110,712円
|
残りの借入期間
変わらず
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総返済額
48,068,271円
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住宅ローン減税にともなう注意点
住宅ローン控除には、「住宅ローンの返済期間が10年以上であること」といった要件があります。住宅ローンを「期間短縮型」で繰上返済し、返済期間が10年未満となった場合は、その年以降住宅ローン控除の適用が受けられなくなります。
この場合の「10年未満」の起算日は、「借入日」であり、繰上返済をした結果、借入日から最終返済日までの期間(「すでに返済が終了した期間」+「繰上返済後の最終返済日までの期間」)が10年未満になってしまうと、住宅ローン控除の適用が受けられなくなります。