NEOBANK 住信SBIネット銀行
ログアウト
メニュー

法人のお客さま 経営TIPS

法人カードとは?メリットやデメリットを紹介

  • 公開日:2025年3月 7日

 法人カードは、ビジネスカードとも呼ばれ、企業や団体が業務上の支払いに利用するクレジットカードです。個人カードとは異なり、法人名義で発行され、企業の経費管理や資金繰りの効率化に役立ちます。しかし、多くの事業主のかたは、法人カードの選択や導入に迷いを感じているのではないでしょうか。そこで、この記事では、法人カードの基礎知識と利用するメリットやデメリットについて詳しく解説します。

目次

法人カードとは?基本的な特徴と個人カードとの違い

 法人カードは、法人が事業活動に特化して利用できる決済ツールです。個人カードとは異なり、ビジネスシーンに最適化された機能や特典を備えています。

 法人カードの基本的な特徴は、法人の日々の業務における支払いを効率化し、経費管理を容易にすることです。例えば、出張費の精算や備品の購入、オンラインサービスの利用料支払いなど、幅広い用途に対応しています。

 個人カードと法人カードの主な違いは、審査基準と利用限度額にあります。法人カードの審査では、代表者個人の信用力に加え企業の財務状況や事業実績が重視される場合があります。そのため、安定した経営基盤を持つ企業であれば、個人カードよりも高額な利用限度額が設定されることがあります。さらに、ビジネス向けの特典やサービスが充実しており、企業の成長をサポートする機能が備わっています。

法人カードのメリット

 法人カードの導入は、ビジネスの効率化など企業経営において多くのメリットをもたらします。そこで本章では、法人カードのメリットについて説明します。

1. 経費管理の効率化と透明性の向上

 法人カードは、経費管理の効率化と透明性向上に役立ちます。個人カードでの立替えが不要となるため、従業員の負担が軽減されるだけでなく、経営者にとっては取引明細のビジネスとプライベートの仕分け作業が不要となり、貴重な時間を他の重要な業務に充てることができます。さらに、従業員による仮払いや立替払いがなくなり、経費精算の負担が軽減されます。

 また、法人カードの利用により経費の可視化が容易になります。経費利用が可視化されるため、不正使用のリスクも低減でき、経営の透明性が高まります。また、法人カードと会計ソフトを連携すれば、カードの利用明細を自動でシステムに反映し、仕訳まで行うことが可能になるため経理部門の手間削減やミス防止に役立ちます。

2. 資金繰りの改善とキャッシュフロー管理

 法人カードは、企業の資金繰りを改善し、キャッシュフロー管理を効率化することも可能です。支払いに猶予が設けられることで、一時的な資金不足を回避し、事業運営の柔軟性を高めることができます。これは特に、季節変動や不規則な収入サイクルを持つ法人にとって大きな利点となります。

 さらに、支払日が固定されることで、キャッシュフローの予測と管理が容易になります。毎月の支出を正確に把握し、計画的な資金運用が可能になるため、経営の安定性が向上します。

3. 付帯サービスの活用

 多くの法人カードは、法人の代表者向けの特典やポイント還元制度が付帯しています。これらを効果的に活用することで、企業の経費削減や利益向上につながる可能性があります。例えば、空港ラウンジの無料利用や、ビジネス向け保険の自動付帯などが挙げられます。出張時の快適性向上や不測の事態への備えが可能となり、ビジネスの円滑な遂行をサポートします。

 ポイント還元制度では、日々の事業活動で発生する経費をカード決済することで、その支出額に応じたポイントが貯まります。このポイントは、次回の支払いに充当したり、商品と交換したりすることなどができ、実質的なコスト削減につながります。

4. 従業員のカードを追加発行

 法人カードの利便性を高める特徴として、従業員用のカードを追加発行できる点が挙げられます。これより、出張や接待などの業務で頻繁に経費が発生する従業員に個別のカードを付与することが可能となり、企業は経費管理の効率化と従業員の利便性向上を同時に実現できます。また、各カードの利用状況は一括で管理できるため、経費の把握や精算作業が簡素化されます。

 ただし、企業規模や従業員数によっては、カードの種類や発行枚数に制限がかかる場合があります。中小企業向けのカードでは追加発行枚数が限られていることもあるため、自社に適したカードを選択することが重要です。

法人カードのデメリット

年会費がかかるものが多い

 法人カードでは数万円から数十万円の年会費を要するものも珍しくありません。この背景には、ビジネスカード特有の付加価値サービスがあります。例えば、専門のコンシェルジュサービス、空港ラウンジの無料利用、海外旅行保険の充実、経費管理ツールの提供などが含まれます。また、ビジネスカードは通常、複数の従業員が利用することを想定しているため、カード発行枚数や利用限度額が個人カードより高く設定されています。これらの管理コストも年会費に反映されています。

 年会費は確かにデメリットの一つですが、カードの利用頻度や付帯サービスの活用度合いによっては、十分にその価値を回収できる可能性があります。特に、頻繁に出張や接待を行う企業にとっては、年会費を支払ってでもビジネスカードを利用するメリットが大きいと言えるでしょう。ただし、年会費が負担になる可能性もあるため、自社の規模や取引状況、カードの利用頻度などを十分に考慮した上で、最適なビジネスカードを選択することが重要です。

法人カードを選ぶポイント

 法人カードを選択する際には、自社の抱える課題やニーズをもとにそれらを解決できる法人カードを選びましょう。ここでは解決したい課題やニーズを軸として法人カードを選ぶ際の重要なポイントについて説明していきます。

1. 法人カード利用したいが、コストはかけたくない場合

 個人カードの多くは年会費が無料ですが、一方で法人カードは年会費が発生するものが多く、その金額も様々です。また、社員のカード追加発行数によって年会費が変わる法人カードも多いため注意が必要となります。そのため、会社の規模や法人カードの機能を鑑みて選択することが必要になってきます。

2. 創業期の法人であるが、クレジットカード決済が利用したい場合

 法人カードを作成する場合、経営者に加えて法人としての信用力が審査内容に含まれることがあるため、創業期の法人は法人カードを作成できない場合があります。そのため、法人カードの与信審査にも着目して選択しましょう。それでも法人カードが作成できない場合は、与信審査が不要で残高の範囲内で利用可能なデビットカードを利用することが望まれます。

3. 付帯サービスやポイント還元制度を利用したい場合

 法人カードには、法人向けのサービスやポイント還元制度が付帯しています。具体的には、ビジネス向けの保険や空港ラウンジ利用、コンシェルジュサービスなど、事業活動をサポートする多彩なサービスが用意されています。そのため、多彩なサービスから自社に適した付帯サービスやポイント還元制度を持つ法人カードを選択しましょう。

法人カードの審査は厳しい?

 法人カードの審査は個人カードと比較すると、一般的に厳格な傾向にあります。これは、企業の信用力や財務状況を重視するためです。審査では、会社の業績や経営状態、決算書類などがチェックされる場合があります。

 特に、設立間もない企業や小規模事業者にとっては、審査のハードルが高く感じられるかもしれません。しかし、企業の成長性や将来性も考慮されるため、必ずしも審査に通らないわけではございません。法人カードの審査は確かに厳しい面がありますが、企業の信用力を示す重要な指標でもあります。審査をクリアすることで、ビジネスの幅が広がり、さらなる成長につながる可能性があります。

法人カードが利用できない場合は、デビットカードを活用しよう

 法人カードの取得が難しい場合でも、ビジネスの資金管理や経費処理を効率化する方法があります。その1つがデビットカードの活用です。デビットカードは、口座の残高内で利用でき、クレジットカードの代替として十分な機能を持ちながら取得しやすい傾向があります。

 資金繰りに不安がある企業や、クレジットカードの審査に通らなかった企業にとって、有効な選択肢となるでしょう。ビジネスの成長に合わせて、将来的にクレジットカードへ移行することも視野に入れつつ、まずはデビットカードを活用して、効率的な資金管理を始めることをおすすめします。

住信SBIネット銀行では口座開設と同時にデビットカードが付いてくる

審査不要でカード決済可能!

 住信SBIネット銀行では、口座開設と同時にデビットカードが発行されます。法人カードの取得が難しい企業や、即座に利用可能なカードを求める事業主にとって選択肢の1つとなります。デビットカードは、口座残高の範囲内で利用できるため、過剰な支出を抑制しつつ、ビジネスの支払いを効率的に管理することができます。また、国際ブランドであるMasterCardVISAに対応しているため、国内外の加盟店で幅広く利用可能です。オンライン決済やビジネス関連の支出にも柔軟に対応できます。

住信SBIネット銀行のデビットカードのポイント

1. 1ヵ月あたり3億円まで残高の範囲で利用可能

 住信SBIネット銀行のビジネスデビットカードでは、1ヵ月あたり最大3億円まで残高の範囲内で利用可能です。これにより大規模な取引や高額になりやすい広告費の支払いにも活用できます。

 また、口座残高の範囲内で利用できるため、与信枠に縛られることなく柔軟な資金運用が可能となります。一時的に大きな支出が必要な場合でも、口座に資金さえあれば迅速に対応できるメリットがあります。

2. ポイント還元率最大1.0%!貯まったポイントは簡単に利用可能

 ビジネスカードの魅力的な特徴の1つが、最大1.0%のポイント還元率です。日々の取引や経費支払いにカードを利用することで、着実にポイントを貯めることができます。また、貯まったポイントは1ポイント1円換算で現金に交換またはポイント払いに利用することが可能です。

ポイントの利用方法の詳細はこちら

3. プラチナデビットカードならクレジットカードと同程度の附帯サービスも

 プラチナデビットカードには充実したサービスが附帯しています。例えば、空港ラウンジの無料利用海外旅行保険の自動付帯などのサービスを享受できます。これらの特典は、取引先との商談や海外出張の際に活用することができます。年会費11,000円(税込)がかかりますが附帯サービスを利用したい法人のかたにおすすめのカードです。

デビットカードの詳細はこちら

プラチナデビットカードの詳細はこちら

ネット銀行ならではのコストと利便性

住信SBIネット銀行の法人口座なら
メリットいろいろ

  • 手数料が安い
  • オンラインで口座開設
  • 最短翌営業日に取引可能
免許証とスマホだけ!
法人のお客さまメニュー